これだけ大勢の方が罹患し搬送されても、私の立場からの経緯などは大事だと思いますのでしばらくはこの話題中心となります。なるべく明るい感じで。
まず、保健所とのやり取りは熱で浮かされている頭では至難の業です。
なるべく最近の症状や出先など、思い出せる範囲で細かく書き留めておきましょう。
でないと日付が思い出せず、何度も確認されることとなりますから。
続いて入院・療養調整。
こちらは病院・ホテル・自宅と重さの度合いに応じて割り当てられます。
初期とは違い、今は完全にホテルは個室です。しかもバストイレ付き、ネットも使いたい放題という素晴らしい環境。ただし、いきなり重篤化する可能性も無いでは無いようで、私の場合は心疾患の都合上「1日2回のコールをしたら息を引き取っていた方がいらっしゃるので」とお断りされました。
自宅の場合はもっと危なく、体調の急変(私は夜中に40℃近く行き助けを求められませんでした)があることを踏まえますと、危ないと少しでも感じるようなことがあればお勧めは出来ません。家族のサポートを受けられること、自分のベッドで眠ることが出来る心地よさはありますが、私の場合は保健所が駄目です、と、ばっさりでした。
そして入院。
こちらは基本的に大部屋です。プライバシーは無く、ほぼ全員が苦しそうな声を上げ咳とくしゃみと鼻水の音が絶え間なく……ただでさえ辛いのに、決まった時間にみんなそれぞれのベッドで食べたり問診されたりする声と音に悩まされます。たぶん夜の苦しさなどでのナースコールも頻繁でしょう。
こちらは軽症・中等症までが一緒くたなので……地獄です。
上記のホテル療養・入院は公費で済みますが、お金があるのであれば贅沢が出来ます。それも、個室を借りるという贅沢。お値段、1万6千円くらいから数万円/日。
/日、です。
が、私はそちらを選びました。
ひとつは私が聴覚過敏なこと、他人が苦手なこと、とどめに少しでも音があると眠れないことです。せっかく入院したのに悪化しても仕方がありません、保健所の方に調整してもらい個室のある病院を紹介して頂けました。
と、ここまでが保健所へ入院ないしホテル療養希望と打診してから2日目の午後です。
このあいだまでに1週間から3週間程度の着替えとタオルとアメニティその他を揃えてスーツケースなどに詰め込むように伝えられます(大変な量です)。
ちなみに私、今回は過去最大の荷物量となりました。10日程度の湯治での荷物とは訳がちがいますから。幸いなのは3食がきちんと出ること、お水も飲めることです。
さて、お家で最後の晩餐もといお昼を食べたころに受け入れ先の病院と専用タクシーでのお迎えの時間を教えてくださいます。
そのあいだにもう少し体を休め、少し早めに来てくださった大きめの車(普通の車のフリをした救急車的な感じ)で病院へ。
さくっと着きましたら問診票を書きつつ、また最初のように根掘り葉掘りと聞かれます。ついでに血もたくさん採られ、CTで肺炎の確認。
その次は問診かと思いきや、すぐにお部屋に通されいろいろな説明を受けながらうとうとと。
お部屋は……とても広いです。嬉しいです。が、大きな換気扇が回っているので少々うるさく、あと寒いです。寒いです。寝巻きは暖かいものが必要です。
病院食は(私が固形物を食べられないので)おかゆやおひたしなどで、おいしいものでした。ただ、個別包装で届くので冷たいのですけれども……。
あと、緊急のことを考えてかドアは施錠できず、しょっちゅう看護師さんたちが出入りします。気が落ち着きません。プライバシーは容態急変の下には通用しません。
それでも大部屋に比べますと天国なのですけれども。
あとは容態を見るために薬を減らされ、痛みが結構な感じになったところで寝なさいとなります。9時消灯です。別に寝なくともいいのですが、バイタルをモニターされているので起きているのが丸わかりです。起きているなら素直に眠くなるまで適当にしています、とした方が良いでしょう。
入院初日はこのようなところです。
そろそろ体が限界なので寝ます。早く、治れますように。
あと、とうとうに途切れてしまいました配信を再開したいです。
あとあと、病院はスマホこそ使えますがネットはありません。スマホが使えて良かったです。